最適な二外について考える

Introduction

大学に入って最初にぶち当たる壁こと「二外選択」(まあないところもあるらしいけど)
多くの新入生が悩む二外選択について、その最適な二外を考えます。
なお、今回対象とする言語は、フランス、ドイツ、スペイン、韓国、中国、ロシアとします。

二外の使用場面

フランス語

――多くのフェミニストヴィーガン「フランスを見習え」
フランスといえば、革命の地。多くの社会運動が今も興り続けているほどに、民主主義やあるいは権利というものについて考えている人が多く、頻繁にデモも興っている国ことフランスは、その歴史的特性上、多くの社会学の文献が出版されています。もし、フェミニズムヴィーガニズムといった社会学ヴィーガニズムのある意味では社会学)を現地の言語で学びたい場合には、フランス語は非常に有用な言語となるでしょう。また、国連における公用語となっているため、将来国連といった国際機関で学びたいという人にはおすすめとなります。
それから、フランスは差別が激しい国という話をたまに聞きますが、フランス語が話せると差別も受けにくくなるのではないかなーと思います。

ドイツ語

ドイツは医学や理学といった様々な学問が発達していた国であり、実際に昔の医学系の大学では大体がドイツ語を二外として取り入れていました。今でも一部のお医者さんとかはカルテ(ちなみにこれもドイツ語)をドイツ語で書いています。もし医学とか生物系とかに興味がある人はドイツ語を選択してみると、フロイトやコッホの論文とかが少し読めるようになるかもしれません。
神学を専攻しようと思っている人にもドイツ語はおすすめできます。その理由は、かの有名なルターが翻訳したルター聖書――他の聖書に様々な影響を与えた――はドイツ語で書かれているからです。もっとも、使われているドイツ語は現代的ではありませんが、いわば歴史の転換点とも言えるルター聖書を原文ママで読めることは、非常に重要だと思います。

スペイン語

他の言語もそうですが、ここで挙げられている言語は、多くの場合その名を冠する国以外でも使えます。これは植民地支配によるものであり、例えば、フランス語はスイスやアフリカで使えます。あとカナダでも。しかし、特にスペイン語が使える範囲は広く、マゼランのおかげもあってか、中南米のほとんどの国で使用可能となっています。これは一部の人にとってはメリットとなるでしょう。

韓国語

KPOPを聞く人や韓流ドラマを見る人、さらに今、多くの流行文化が韓国から輸入されているために、韓国語は日本において重要な立ち位置を占めています。なんなら高校生で一部の韓国語を習得した人もいるらしいので、そういった人にはいいかもしれません。

中国語

中国語はビジネスにおいて非常に重要な役割を果たします。それは中国の急速な発展によるものであり、特に国際的なビジネスパーソンになりたいだとか、お金を稼ぎたいという人はぜひ習得しておくといいでしょう。

ロシア語

ypaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!(これはキリル文字ではない) でおなじみのロシア語。いろいろと問題があってあまりロシアに対する世間の目はよくありませんが、ロシアの文化――というよりもソ連の文化――を学びたい人はロシア語を学ぶべきです。また、世界唯一の崩壊した共産国家であるソ連について、そのメカニズムを研究したいという人にもおすすめです。

Conclusion

まあぶっちゃけなんでもいい

英語学習に有用なTED講演3選

はじめに

 英語学習において積極的に英語話者の音声を聞くという行為は非常に重要な役割を果たします。しかしながらその素材となる英語話者の音声を探すのはなかなか簡単なことではありません。例えばYouTubeに上げられている英語ネイティブの投稿者の動画は多数のスラングやFワード、Nワード、それから多くの文脈を抱えている可能性があり、英語圏の文化について知る場合は有用ですが、汎用性の高い英語自体の学習をしようと思う場合、有用とはならないかもしれません。
 そういった中で、TEDの講演の動画はスラングやFワード等を含まず、また内容も面白いものが多く、非常に英語学習において有用なものとなります。そこで今回は、個人的に英語学習に役立つと思うTEDの講演の動画を3つ選んで紹介します。
 なお今回は、選出基準として、日本語字幕がある事を前提としています。また、YouTubeにアップロードされているものを選びました。

TEDxで賢そうにプレゼンする秘訣 | ウィル・スティーブン | TEDxNewYork

TEDxで賢そうにプレゼンする秘訣 | ウィル・スティーブン | TEDxNewYork

 1つ目はウィル・スティーブンによる講演です。「That's nothing」から始まるこの講演では、スティーブン氏が、ひたすらよくある数字や何か抽象的な意味を持っているように見える画像を用いてプレゼンをします。体裁だけ取り繕っていればなんとかなる、という現代のコンサル業に対する皮肉(個人の感想)とも思えるこのプレゼンは、最後のオチも含めて秀逸だと感じます。
 使われている英語はシンプルなもので、発音も聞き取りやすいのでおすすめです。

どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法 | クリス・ロンズデール | TEDxLingnanUniversity

どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法 | クリス・ロンズデール | TEDxLingnanUniversity

 2つ目はクリス・ロンズデールによるプレゼンです。「英語学習の一環として、外国語の習得方法を英語で学ぶのか?」と思われるかもしれませんが、そうです(!)。この状況は矛盾のように感じられますが、プレゼン中に登場する「非常に重要な情報は理解し覚える」というような表現が示す通り、英語を学びたい人にとって外国語の学習方法の情報は非常に重要なものであるために、このプレゼンを通して英語で語られている内容の理解をすることで、英語学習に貢献する、という寸法です。このプレゼン中に登場する「溺れている人は泳法を学ばない」というようなフレーズは、安易に「語学留学だ!」と考えてしまいがちな自分にとって金言とも言えます。
 ちなみに挙げた中だと英語は聞き取りにくい方だと思います。

最初の20時間 — あらゆることをサクッと学ぶ方法 | ジョシュ・カウフマン | TEDxCSU

最初の20時間 — あらゆることをサクッと学ぶ方法 | ジョシュ・カウフマン | TEDxCSU

 3つ目はジョシュ・カウフマンによる講演です。ジョシュ・カウフマンは「たいていのことは20時間で習得できる」(日経BP)という本を出版しており、この講演では、その内容のあらましを語っています。
 子供の誕生を機にまったく学習に充てられる時間が無くなってしまったカウフマン氏は、何か物事を習得するために必要な時間が10,000時間である、という事を知り絶望しました。しかし、その数字を調べてみると実態は違うことを知り、結論としてあらゆる事は20時間でだいたい習得できるという結論に達します。講演の最後の方ではウクレレ(しかもエレキ)で弾き語りをするなど、非常にコミカルで、また論の進め方としても参考になり、さらにプレゼンの仕方としても勉強になる、まさに一石三鳥な講演の動画となっています。個人的に最もおすすめな動画です。

おわりに

 以上の動画は、全て自分の経験として有用なものだと思った動画達です。人によって合う合わないは当然ありますが、その中でも英語教材探しの一助となれば幸いです。